
大口水産には先代からの教えがあります。それは、安心が一番のモットーでなおかつ安値で必ず提供することです。
生魚を扱う上で、安心とともに売っていくためには、まっすぐ、正直な商売をしていくが大切だという教訓です。
そこで、毎日必ずスタッフ同士、横の連絡を密にしあって、どんな小さなミスがあってもそれを打ち明けて、打破・解決していく。
それが教訓を守っていく上で私たちの一番の近道だと思っています。
40年を経てわかったこと
僕の場合、18の頃に入り、この道40年弱になります。
若い頃は何をしていいのか、どうすればいいのか迷ったが、毎日足を運んできてくださるお客さんのために、どんなに小さな魚でも心を込めて売るというやりがい。
これがやっとわかってきた。
生物なので、姿・形・大きさが変わっていく。
四季も応じての魚の取れかたの違いもある。
それが楽しみになり、今に至るのではないかなと思っています。
教訓を伝えていくということ
地方(金沢)の中では、お客さんと触れ合う職場って少ないと思います。
今の若い子らに関しては、社会に出ていろんな人とコミュニケーションをとれるというのは、いい条件の職場になっていると思います。
あとは、時代の中でお陰様で規模も大きくなりましたけど、灯台元暗しではないけれど、先輩・諸先輩が築き上げたものをしっかり守っていく。これだけはかかせないと思います。
市場の中ではありますが、女性スタッフも多く男の子以上に頑張ってくれている。そこを魅力として世間のみなさんに知ってもらえたらと思います。
朝どれでお客様に喜びを
美味しくて、北陸でしか食べれない魚で観光客のお客さんに喜んで頂きたい。
これが今一番求めているところです。
「朝取れ」といって、その日にとれたものを加工してその昼には提供する。という取り組みを続けています。
ここをもっと強化して、観光客の方にも、地元のお客さんにも利用していただきたいという気持ちでやっています!
新鮮な食材を常に提供できる場をスタッフ皆で作っているので、ぜひ食事をお楽しみください